GRAPEVINE / JCBホール 2008.9.28

赤坂をブラブラと散歩した後、

GRAPEVINEのライブ会場のJCBホールへ向かいます。


「えらい人が多いな〜」と思ったら隣の東京ドームのSMAPのお客さんだった。というネタを挟みつつ会場へ。ホール内が縦長で宇宙船の中にいるような感覚で、特にWantsが照明・音響と相まって不思議な空間を体感。2005年の大阪のフェスぶりのライブ。ワンマンだと2004年の大阪以来で久しぶりのライブを満喫できました。


GRAPEVINE@JCB HALL(9/28) 

01.Sing 

02.Core 

03.スレドニ・ヴァシュター 

04.Suffer The Child 

05.冥王星 

06.ジュブナイル

07.想うということ 

08.指先 

09.スラップスティック 

10.鏡 

11.エレウテリア 

12.また始まるために 

13.ランチェロ'58 

14.Two 

15.Wants

16.女たち

17.アンチ・ハレルヤ 

18.フラニーと同意 

19.FLY 

20.超える 

21.Glare 

[Encore] 

22.望みの彼方 

23.報道 

24.公園まで 

25.その未来 

26.Everyman,everywhere



【GRAPEVINE】GRAPEVINE JCB HALL 2008年9月28日 | OKMusic

ホール内をゆっくりと旋回する心地良い肌触りのサウンド。浮遊感を含んだ音の粒に包まれる感覚を覚えながら、楽曲が紡ぐGRAPEVINEワールドの奥深くへと落下している。…最新アルバム『SING』を聴いて覚悟はしていたものの、やはり1曲目からトリップしてしまった。アルバムと同じく「SING」で始まり、「CORE」が続くという幻想的でドラマチックな流れが再現されたのだから、意識を持っていかれてしまっても仕方ないだろう。高音域で伸びていく田中和将のヴォーカルをフィーチャーしつつも、それぞれのパートが主役となって自己主張し、交錯し合うバンドアンサンブルが、さまざまな表情を描き出していた。さらにハードでブルージーな「Suffer the child」やグルーヴナンバー「冥王星」がプレイされると、そこに個々のエモーショナルな感情も加わり、クールで熱く、そして圧巻のパフォーマンスが繰り広げられる。その後も「想うということ」や「Wants」などが披露されると、ディープにうねるミッドサウンドをバックに切々と歌い上げる田中のナイーブな歌声と内省的な言葉に導かれるようにして、渦巻く音像のさらなる深みへと堕ちていっている自分がいた。しかし、ストーンズライクなギターが印象的なロックナンバー「女たち」から終盤戦に突入! 疾走感のあるアッパチューン「アンチ・ハレルヤ」などで客席を沸かせると、そのままエンディングに向けて一気に場内をヒートアップさせるのだ。GRAPEVINEワールドの静と動、柔と豪を堪能した2時間半。高揚感や一体感を味わったというよりも、自分と向き合って自分の世界に触れたようなライヴだった。

okmusic.jp



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